レイク・フォレスト貯水池におけるライナー再敷設とフローティングカバー
ジオシンセティック・フローティングカバーは、淡水と飲用水の保護および処理手段として、経済的かつサステナビリティに優れる。こうしたカバーは、淡水を環境汚染から保護すると同時に、蒸発による水の損失を減らすことができるよう設計されている。その好例が、シアトルの公益施設であるレイク・フォレスト飲用水貯水池だ。1962年の最初の建設当時、この貯水池は、飲用水の貯蔵を目的とする上面開放型でコンクリートを貼った容量6000万ガロン(2億2700万リットル)の封じ込め施設であった。2002年には、複数の箇所の改装・改良が行われた。その一貫として、高さ8.5メートルの鉄筋コンクリート製の中央分離壁が設置され、ジオメンブレン製のライナーおよびフローティングカバーが導入された。続きを読む
ユタ州運輸局が、高速道路のランプ工事でジオフォームブロックを採用
梱包材やアイスボックスで使用される発泡スチロールと似たジオフォームブロックを、ユタ州運輸局が、同州ファーミントンにおいて将来のウェストデイビス・ハイウェイと州間高速道路15号線とを接続するフリーウェイランプの建設に使用している。続きを読む
Q&A
GMAテクライン
ジオメンブレンの溶接エッジの厚さ問題について
GMAテクラインでの質問:この数年間で、テクスチャード・ジオメンブレンの溶接エッジ(スムーズエッジ)の厚さは減少している。このことは、敷設業者が、本番溶接前に現場での継ぎ目のトライアルに合格する上で、難しい問題の一つとなっている。破壊式継ぎ目試験には合格していても、結果はぎりぎりである(GM19a規格から最大で10%上の範囲)。この状況にどう対処すればよいだろうか?
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強化型ジオテキスタイル:水溶液からの化学物質の選択的除去を可能にする先端技術
水質汚染に対する環境保護上の懸念が高まり、持続可能な水管理が求められる中で、高度なろ過技術の開発が優先されるようになった。オーグメンテッド(強化型)ジオテキスタイルは、新たなタイプの機能化フィルターメディア(FFM)であり、ジオテキスタイル分野における画期的イノベーションの産物だ。そのベースになるのは、従来型のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリプロピレン(PP)ジオテキスタイルであり、これらを表面処理するか、特定のポリマーあるいは化合物を用いてグラフト処理が施される。続きを読む
8/9月号の紹介
シアトルのレイク・フォレスト貯水池公益施設におけるライナー/フローティングカバープロジェクト:重要な材料選定プロセス、そしてフローティングカバー用のジオシンセティック材料に関連する複数の要因から生じる課題について説明する。
漏出を検出する導電性ジオメンブレンが、約20年の使用を経てテストに合格:アリゾナ州フローレンスの銅山では、ジオメンブレンが、24年間の過酷な気候条件に耐え、現在も確かな性能を発揮している。
二軸ジオグリッドと木材杭を用いた、応力低減率の最大化:イリノイ州ウェストスプリングスの州間高速道路第294号の上方を通るBNSF(バーリントン・ノーザン・サンタフェ)鉄道のブリッジ交換工事では、コスト効率の高い代替手段が取り入れられた。続きを読む
アクスター・オーストラリア社の、PFAS含有量に関連したジオメンブレン性能試験体制が成果を達成
米国運輸省が、プロジェクトデリバリー・センター・オブ・エクセレンスを立ち上げ
ティルテックス・オーストラリア社のアンチクラックGCCMが、豪州の防衛プロジェクトで採用
DFI(深基礎協会)教育トラストが、業界の6人の女性に、今年の深基礎専門能力開発補助金を授与
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