「着る薬」の時代
衣類を用いた薬物送達の未来。
by Janet Preus
今年のIFAIスマートファブリック会議のプレゼンテーションでは、成長著しいスマートファブリック分野の幅広いトピックが取り上げられた。「衣類:薬物送達の次なるフロンティア」と題されたセッションでは、Nufabrx社の創業者/CEOであるジョーダン・シンドラー氏が、色や価格やブランドではなく、薬物送達能力に基づいて服を選択できる時代が近づいていると説明した。 Read more
Nufabrx社は、着圧ソックスなどのウェアラブルな手段を通じて鎮痛剤を放出制御しながら送達する技術の開発と発売を実現した。Photo: Nufabrx.
新設計の兵士のための「ウェアラブルエアコン」
約-11℃分の冷却効果をもたらすデバイスを皮膚に装着する、兵士用のクールダウン技術が実現するかもしれない。ミズーリ大学の工学チームが設計したこのデバイスは、さらに血圧、心臓の電気活動、皮膚の水分レベルをモニターする機能を併せ持っている。 Read more
Photo: College of Engineering, University of Missouri.
新開発のウェアラブル型熱モニター
スマートPPE(個人防護具)開発企業ケンゼン社が、リアルタイム方式のウェアラブル熱モニタリングシステムを発売した。このクラウドベースのソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)システムは、作業者の身体の中核温が高くなりすぎたときに、作業者本人と監督者両方にアラートを出す。 Read more
Photo: Kenzen
イカと同様の方式で透明化するヒト細胞の作製
タコやイカは、体内の特別な組織を用いて光の透過や反射を操作することにより、姿を見えなくすることができる。このたびカリフォルニア大学アーバイン校の研究チームが、これに似た透明化能力を有するヒト細胞を作製した。 Read more
研究者たちは、写真の白黒画像を用いてイカの反射たんぱく質のナノ構造がどこにあるかを確認した。カラーの写真は、これに関連した特定のエリアを通る光の経路の長さを示す。Photo: Atouli Chatterjee / UC.
IFAIがExpo 2020の登録受付を開始
インディアナポリスで2020年11月3~6日の会期で開催されるIFAI Expoは、今年が100周年目となる。IFAIはこのたび、Expoの開催準備が予定通り進んでおり、登録の受付もスタートすると発表した。各種の安全プロトコルがすでに定められ、受け入れ先のホストホテルならびにインディアナ・コンベンション・センターとの調整も行われる予定だ。 Read mor
セルジュ・フェラーリがファブリックによる殺ウイルステクノロジーを開発
フランスの材料製造会社セルジュ・フェラーリ・グループが、複合膜材表面用の殺ウイルス技術を開発し、特許を申請した。同社は、この技術でコロナウイルスを最大99.5%除菌できると発表している。 Read more
セルジュ・フェラーリ・グループの開発したウイルス除去技術は、ファブリックに適用することで、コロナウイルスのウイルス量をほぼなくすことができるという。Photo: Serge Ferrari Group.
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